製品説明
<概要>
MAPIN SDKはActiveXコントロール技術を採用した地図情報システム開発キットです。
GISに関する豊富な経験と技術力の蓄積を投入しており、独創的な地図機能を自由に組込むことが可能です。
シンボルのプロパティやレイヤ設定など、細部に至るまで徹底したオブジェクト化と多様なメソッドの搭載により、オリジナルシステムの開発効率を飛躍的に向上させます。
<主な機能>
画面表示:スクロール、拡大/縮小、座標による位置表示、キー指定検索、レイヤー表示管理、図形・マークの指定
編集機能:図形編集、図形ピックアップ、連携情報編集、連携情報ピックアップ
その他:表示イメージのファイル出力
<MAPIN SDK メソッドの一例>
■MAPINSDKオブジェクト
# | オブジェクト名 | 機能 |
---|---|---|
1 | AboutBox | バージョンを表すダイアログボックスを表示。 |
2 | AppendSymbolFromFile | MAPIN画像ファイルからシンボルを取り込み。 |
3 | BeginDragObjectMode | シンボル・ラベルのドラッグモードを開始。 |
4 | BeginDragScrollMode | ドラッグスクロールモードを開始。 |
5 | BeginDrawRubberbandMode | ラバーバンドの描画モードを開始。 |
6 | BeginEditSymbolMode | シンボルの編集モードを開始。 |
7 | BeginEditViewAreaLimitMode | 表示範囲の編集モードを開始。 |
8 | BeginExtractFindKeyByCircleMode | 半径円指定による検索キーの抽出モードを開始。 |
9 | BeginExtractFindKeysByPolygonMode | 多角形領域指定による検索キーの抽出モードを開始。 |
10 | BeginJumpBySymbolIDMode | シンボルID指定検索モードを開始。 |
11 | BeginPrintPreviewMode | 印刷プレビューモードを開始。 |
12 | BeginPrintRangeMode | 範囲指定印刷操作モードを開始。 |
13 | BeginSearchByDrillDownMode | ドリルダウン検索操作モードを開始。 |
14 | BeginSearchByStringMode | 文字列指定検索操作モードを開始。 |
15 | BeginSearchByTextFileMode | テキストファイル指定検索操作モードを開始。 |
16 | BeginSnapMode | 図形座標のスナップ指定モードを開始。 |
17 | BeginSurveyAreaMode | 面積の測定操作モードを開始。 |
18 | BeginSurveyDistanceMode | 距離の測定操作モードを開始。 |
19 | BeginZoomViewAreaMode | マウスドラッグによる拡大・縮小操作モードを開始。 |
20 | CanSearchNext | 検索中シンボルの次のシンボルを検索可能かチェック。 |
21 | CanSearchPrevious | 検索中シンボルの前のシンボルを検索可能かチェック。 |
22 | ClearImage | 貼り付けているイメージデータを消去。 |
23 | CopyToClipboard | 現在の表示内容をビットマップ形式でクリップボードに貼り付け。 |
24 | CopyToFile | 現在の表示内容をビットマップ形式のファイルとして出力。 |
25 | CreateNewDocument | 新しいMAPIN画像ファイルを作成。 |
26 | Draw | 指定デバイスへ地図を描画。 |
27 | EditDBConnectStatus | データベース接続状況ダイアログを表示。 |
28 | EditDefaultMarkPattern | マークパターンの既定値設定ダイアログを表示。 |
29 | EditDefaultSymbolProperty | シンボル・ラベルの既定値設定ダイアログを表示。 |
30 | EditDocumentProperty | オープン中のMIVファイルのプロパティ設定ダイアログを表示。 |
31 | EditInitialViewRatio | 初期表示比率設定ダイアログを表示。 |
32 | EditLayerInfo | レイヤ情報編集ダイアログを表示。 |
33 | EditViewRatio | 表示比率設定ダイアログを表示。 |
34 | EndDragObjectMode | シンボル・ラベルのドラッグモードを終了。 |
35 | EndDragScrollMode | ドラッグスクロールモードを終了。 |
36 | EndDrawRubberbandMode | ラバーバンド描画モードを終了。 |
37 | EndEditSymbolMode | シンボルの編集モードを終了。 |
38 | EndEditViewAreaLimitMode | 表示範囲の編集モードを終了。 |
39 | EndExtractFindKeyByCircleMode | 半径円指定による検索キーの抽出モードを終了。 |
40 | EndExtractFindKeysByPolygonMode | 多角形領域指定による検索キーの抽出モードを終了。 |
41 | EndJumpBySymbolIDMode | シンボルID指定検索モードを終了。 |
42 | EndPrintPreviewMode | 印刷プレビューモードを終了。 |
43 | EndPrintRangeMode | 範囲指定印刷操作モードを終了。 |
44 | EndSearchByDrillDownMode | ドリルダウン検索操作モードを終了。 |
45 | EndSearchByStringMode | 文字列指定検索操作モードを終了。 |
46 | EndSearchByTextFileMode | テキストファイル指定検索操作モードを終了。 |
47 | EndSnapMode | 図形座標のスナップ指定モードを終了。 |
48 | EndSurveyAreaMode | 面積の測定操作モードを終了。 |
49 | EndSurveyDistanceMode | 距離の測定操作モードを終了。 |
50 | EndZoomViewAreaMode | マウスドラッグによる拡大・縮小操作モードを終了。 |
51 | GetClickedPoint | クリックされた位置の座標値を取得。 |
52 | GetClickedSymbolID | クリックされたシンボルのシンボルIDを取得。 |
53 | GetDisplayImageFrame | OCXで表示している表示領域の座標値を取得。 |
54 | GetEditKind | 現在のシンボル編集ツールの種別を取得。 |
55 | GetLatLonFromPoint | MAPIN座標を緯度・経度に変換。 |
56 | GetPathname | 表示中のファイルの名前を取得。 |
57 | GetPointFromLatLon | 緯度・経度をMAPIN座標に変換。 |
58 | GetRatio | 表示比率を取得。 |
59 | GetRatioByPercentage | 表示比率をパーセントで取得。 |
60 | GetViewAngle | 表示角度を取得。 |
61 | IsModified | OCXで表示しているドキュメントが変更されたかどうかをチェック。 |
62 | IsSymbolClicked | シンボルがクリックされたかどうかをチェック。 |
63 | Jump | 指定された種別の検索キーを持つシンボルを中心に表示。 |
64 | JumpByCoordinate | 指定された座標を中心に表示。 |
65 | JumpByInitialPosition | 初期表示位置に移動する。 |
66 | JumpByLatLon | 指定された緯度・経度を中心に表示。 |
67 | JumpBySymbolID | 指定されたIDのシンボルを中心に表示。 |
68 | OptimizeViewArea | 表示範囲の最適化をします。 |
69 | PasteImage | イメージデータを貼り付けます。 |
70 | RedrawLabel | ラベルを再描画。 |
71 | Refresh | 表示領域を再描画。 |
72 | Reload | ドキュメントの内容を読み込み直し。 |
73 | ResetAllMark | 設定中のマークをすべて消去。 |
74 | ResetClickedStatus | クリックされた時の状態を初期化。 |
75 | ResetInitialPosition | 初期表示位置解除。 |
76 | ResetMark | 指定された種別の検索キーを持つシンボルのマークを消去。 |
77 | ResetSearchStatus | 現在の検索状態を初期化。 |
78 | Save | ドキュメントの内容を上書き保存。 |
79 | SaveAs | ドキュメントの内容を指定されたファイルに保存。 |
80 | Scroll | 画面を指定された方向にスクロール。 |
81 | Search1st | 指定された種別の検索キーを持つシンボルを中心に反転表示。 |
82 | SearchLast | 指定された種別の検索キーを持つシンボルを中心に反転表示。 |
83 | SearchNext | 検索中のシンボルの次にあるシンボルを中心に反転表示。 |
84 | SearchPrevious | 検索中のシンボルの前にあるシンボルを中心に反転表示。 |
85 | SelectEditDocument | 編集するドキュメントを選択。 |
86 | SetDocumentImageFrame | MAPIN画像ファイルの表示範囲の座標値を設定。 |
87 | SetEditKind | シンボル編集ツールの種別を設定。 |
88 | SetInitialPosition | 初期表示位置設定。 |
89 | SetMark | 指定された種別の検索キーを持つシンボルにマークを設定。 |
90 | SetMarkByTextFile | 指定されたテキストファイル中の検索キーを持つシンボルにマークを設定。 |
91 | SetPathname | 表示するファイルの名前を設定。 |
92 | SetRatio | 表示比率を設定。 |
93 | SetRatioByFrameSize | 表示比率を指定された幅と高さを表示領域内に表示できる最大の比率に設定。 |
94 | SetRatioByPercentage | 表示比率をパーセントで設定。 |
95 | SetViewAngle | 表示角度を設定。 |
■IYLayerCollectionオブジェクト(レイヤ情報の管理)
# | オブジェクト名 | 機能 |
---|---|---|
1 | AddToBottom | 指定された情報を持つレイヤを最前面に追加する。 |
2 | AddToTop | 指定された情報を持つレイヤを最前面に追加する。 |
3 | BringToBottom | 指定されたレイヤIDを持つレイヤを一番下に表示するよう表示順序を変更する。 |
4 | BringToTop | 指定されたレイヤIDを持つレイヤを一番上に表示するよう表示順序を変更する。 |
5 | Items | 登録されているレイヤ情報を参照する。 |
6 | Remove | 指定されたレイヤIDを持つレイヤをLayersコレクションから削除する。 |
■IYDBConnectionオブジェクト(データベース接続情報のオブジェクト)
# | オブジェクト名 | 機能 |
---|---|---|
1 | Connect | データベースとの接続を開始。 |
2 | Disconnect | データベースとの接続を終了。 |
■IYSelectSymbolCollectionオブジェクト(MAPINSDKで編集中のシンボルID)
# | オブジェクト名 | 機能 |
---|---|---|
1 | Add | 指定されたIDを持つシンボルを登録する。 |
2 | CopyToClipboard | 登録されているシンボルの情報をクリップボードに出力する。 |
3 | Items | 登録されているシンボル情報を参照する。 |
4 | Remove | 指定されたIDを持つシンボルをコレクションから削除する。 |
■IYMIVDocumentオブジェクト(レイヤファイルが保有する情報の管理)
# | オブジェクト名 | 機能 |
---|---|---|
1 | CopyToClipboard | クリップボードへ現在選択中のシンボルの情報を出力。 |
2 | EditDBConnectionInfo | データベース接続情報の編集ダイアログを表示。 |
3 | EditDBReferInfo | データベース参照情報の編集ダイアログを表示、 |
4 | EditFileImageSymbols | 画像ファイルシンボルの管理ダイアログを表示。 |
5 | EditLabelDefs | ラベル情報ダイアログを表示。 |
6 | EditSymbolProperty | シンボルプロパティ編集画面を表示。 |
7 | Grouping | 選択中のシンボルをグループ化。 |
8 | PasteFromClipboard | クリップボードからシンボルの情報を貼り付け。 |
9 | Redo | 編集操作のやり直し。 |
10 | ReleaseGroup | グループ化シンボルのグループ化を解除。 |
11 | RemoveSymbol | 選択中のシンボルを削除。 |
12 | SelectAllSymbol | すべてのシンボルを選択。 |
13 | Undo | 編集操作の取り消し。 |
■IYGroupElementSymbolCollectionオブジェクト(グループシンボルに含まれる情報の管理)
■IYPointCollectionオブジェクト(位置情報の管理)
■IYSymbolCollectionオブジェクト(シンボルの一括管理)
■IYFindKeyCollectionオブジェクト(シンボルが保有する検索キー情報の一括管理)
■IYRelFileCollectionオブジェクト(シンボルが保有する関連ファイル情報の管理)
■IYLabelCollectionオブジェクト(シンボルが保有するラベル情報の一括管理)
■IYDBConnectionCollectionオブジェクト(データベース接続情報の一括管理)
■IYDBReferCollectionオブジェクト(データベース参照情報の一括管理)
■IYLabelDefCollectionオブジェクト(ラベル定義情報の一括管理)
動作環境
OS | Microsoft Windows 7以降 |
---|---|
CPU | x86互換プロセッサ(Core i3以上推奨) |
メモリ | 512MB以上(2GB以上推奨) |
ハードディスク | システム20MB + 使用データ領域 |
ディスプレイ | XGA(1024×768)以上 |
CD-ROM | プログラムのインストールに必要 |
*動作環境の詳細につきましては、弊社までお問い合わせください。
対応データ
<画像データファイル>
BMP、DIB、RLE、DXF、EMF、FPX、GIF、JPEG、JTIF、PCX、PNG、TIFF、WMF
<地図データ>
・ゼンリン:Zmap-TOWNⅡ(*1)
・昭文社:マップルデジタルシリーズ(*1)
・国土地理院:数値地図(*1)
<その他>
・MIFファイル形式(MapInfo)(*1)
・Shapeファイル形式(ArcGIS)(*1)
(*1)別途コンバート費用が必要です。